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09 椎間板ヘルニア
Vol.09
sick signatures
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アイ・ペットクリニックの西井先生が作る物語から愛犬・愛猫の病気のサインをレクチャーする企画です。
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9、【後ろ足が急に立たなくなった、これって椎間板ヘルニア?】
うちのモカはダックスとプードルのミックス犬です。
今年で、9歳になりますがすごく元気。そう思っていた矢先、買い物から帰ってくると後ろ足を引きずっていました。触っても痛がらないけれど、 まったく力が入っていません。
すぐに病院に電話して、診察の予約をいれました。
□私「先生、今日買い物から帰ってきたら突然、後ろ足に力が入らなくなっていました。心当たりはないのですが…。」
■先生「ちょっと身体を検査しますね。」
そういうと、先生はモカの後ろ足を曲げたり伸ばしたり、つねったりして検査をし始めました。
■先生「現時点でわかることは、後ろ足の神経が麻痺しています。この原因として脊髄神経に障害が出ている可能性が高いです。もちろん、骨折や靭帯損傷、ほかの病気が原因で生じる場合もあります。脊髄の問題なら麻酔下での造影CT検査やMRI検査が必要になります。いきなり麻酔検 査というのも乱暴なので、どこかに異常がないか血液・レントゲン・エコー検査をしてもいいですか?」
□私「よろしくお願いします。」
しばらくして、検査結果が出て先生に呼ばれました。
■先生「検査の結果、内臓や骨などに異常は認められませんでした。そうすると、脊髄神経の問題が残ります。脊髄神経が原因の場合、①消炎剤による内科治療、②CTやMRI検査後の手術、が治療方法になります。モカちゃんの場合、後ろ足をつねっても痛みを感じていないので②の検査 に進まれることをおすすめします。」
□私「わかりました。先生がそうおっしゃるなら、②の治療をお願いします。」
こうして、モカは検査を受け、腰の椎間板ヘルニアという診断を受けました。その後、手術も無事に終わり、今はリハビリを頑張っています。
椎間板ヘルニアのサイン
・足に力が入らない
・突然起こる or だんだん悪化
・ダックスやコーギーといった軟骨異栄養犬種は特に注意
※弁膜症の治療方法には、弁膜の手術・薬による補助などがあります。
ペットケアセンター アイ・ペットクリニック
< 眼科・腫瘍科・皮膚科・循環器科・CT>
奈良県橿原市今井町3-11-22
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10:00〜19:00(要予約)
詳しい情報は下記ボタンよりHPにてご確認下さい。