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07_マイクロチップ登録義務化
Vol.07
what happens
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アイ・ペットクリニックの西井先生が作る物語から愛犬・愛猫に起こりえる出来事をレクチャーする企画です。
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7、【義務化になったマイクロチップ 何が変わった?】
令和4年6月1日から義務化が決まったマイクロチップ。
今までと何がどう違うのか?
看護師さんとの会話を聞いてみよう。
□看護師「先生、マイクロチップが義務化になり登録用紙も変わったんですが…結局どう変わったんですか?」
■西井「なるほど、ホットな話題だね。順番に説明していこうか。まず、義務化の対象は令和4年6月1日以降にペットショップやブリーダーさん(第1種動物取扱業者)から、わんちゃん・ねこちゃんを迎えた場合。でも、前からお家にいるわんちゃん・ねこちゃんは義務ではないし、自宅出産や道端で保護したわんちゃん・ねこちゃんも義務ではないんだよ。」
□看護師「え!?そうなんですね。全員義務化なんだと思っていました。」
■西井「そう。全員じゃないんだよ。でもややこしいのはここからで、登録の母体も変わるんだよ。今までは民間企業がマイクロチップの登録を行っていた。AIPOやFam、JKCがそうなるよ。でも、新制度では環境省が管轄することになった。つまり、新制度以前に登録している場合は、民間企業が管理する登録だから、新しい環境省が管理する登録とは別物になるんだよ。登録データが自動的に民間企業から環境省へ移行するわけではないから、両方存在する形になってしまうんだ。」
□看護師「先生…ややこしいです。」
■西井「義務化前に登録している人は民間企業での登録。義務化後の登録は環境省。義務化前に登録した人は、環境省のデータベースには自動的に登録されないから、もう一度登録しなおさないといけないっていうこと。」
□看護師「わかりました!!民間企業と環境省の登録の違いで困ることってあるんですか?」
■西井「どういったときに困るか?というと、マイクロチップが入っている迷子犬・猫が動物病院に連れてこられた時に番号の照会ができるのは民間企業の登録分だけで、環境省にだけ登録されている番号は照会できないから身元がわからないってなっちゃうんだよ。ただ警察や保健所では、民間企業も環境省の登録も両方調べることができるみたいだよ。」
□看護師「…ということは、病院で調べて番号が出てこないから身元がわからないという訳ではなく、環境省の方で調べたら身元がわかる場合があるっていうことなんですね。でも環境省のデータは病院では調べられないと…。」
■西井「そういうこと!!もしかしたら今後、そのあたりの不便さが解決されるかもしれないけどね。」
《マイクロチップ登録義務化》
ペットケアセンター アイ・ペットクリニック
< 眼科・腫瘍科・皮膚科・循環器科・CT>
奈良県橿原市今井町3-11-22
年中無休
10:00〜19:00(要予約)
詳しい情報は下記ボタンよりHPにてご確認下さい。